私はしばらく泣き、そして、落ち着いてきたときに、蒼と恵が起きた。
「んん…。よしっ!今日で脱出するぞ!」
蒼が元気づけてくれて、私はやる気が出た。
今、男子は蒼が一人。
女子は誰も亡くなっていない。
このままの状況で脱出できれば、少しはいいだろう。
そして、私達はすぐに機械の修理に移った。
蒼が手袋をつけ、機械に触った。
でも、ゴム手袋がうまく電気を遮断していて、感電死は免れた。
そして、蒼は慣れた手つきで直していく。
蒼はこういうのは得意だ。
あっという間に修理した。
私は試しに数字を打ってみた。
すると、「ピッ」という音がなって、数字が現れた。
ちゃんと直っていた。