翌日、私は午後12時に起きた。


「香織~!昼ごはんできたわよー!」

「はーい…、今行くー…。」


お母さんが1階から呼んでいた。


私はゆっくり下りていった。


今日のご飯は、カレーだ!


ああ、8時まで暇だなぁ~…。


ご飯を食べ終わって、2階に戻って、自分の部屋に入った。


んー。


何しよー。


外は晴れている。


夏の晴れている日は恐ろしいくらいに暑いしなぁ…。


部屋はエアコンがあるから、もう、部屋でダラダラしておくか!



すると、隣の家の窓から手を振っている人がいた。



「蒼ー!」


私は窓を開けて叫んだ。


実は、私と蒼は、幼馴染みの上に、家も隣。


「蒼!暇なんだけどー!」

「俺もー!どっか行かねー?」


え…、外に…。
真夏の外に…。


「やだ!外は!」


だけど、蒼は「今そこに行くから!」と言って、いなくなってしまった。


そして、約1分後。


「香織ー?蒼くんが来ているわよー!」


玄関に行くと、蒼がいた。


「ねぇ、私、真夏の外には出たくないんだけど…。」
「引きこもりか!」


蒼は笑いながら言った。


いや、笑い事じゃないんだけど。


でも、蒼が強引に私を連れ出した。


「どこ行くのよ!」
「心霊スポット。行きたくないのか?」


蒼はニヤリと笑った。


「私が、心霊スポットに行かないわけがないでしょ…。」


なぜか負けた気がする…。


私達が向かったのは、古い家だ。


日本!って感じの家で、結構デカイ。


門には、たくさんのお札が貼られていた。