「どこ行ってたんだよ!!」

戻ってきた途端、蒼に怒られた。

「ご、ゴム手袋を取りに…。」

「勝手に行くなよ!今、優が死んだの見ただろ?!つまり、いつ、誰が死んでもおかしくないんだ!」
「ごめん…。」

こんなに怒る蒼を見るのは10年ぶりくらいかな…?


あのときも私が死ぬかもしれないことをしたから怒っていたんだ。


「もう、やめろよな…。」

そのあと、私達は何もしゃべらずに、お菓子を食べ、そして寝た。