あっというまの出来事に、私は何が起きたのかわからない。
私は優の脈をはかろうとした。
でも、蒼がそれも止めた。
今触ったら、人からでも感電死するらしい。
優の身体から煙が出ている。
機械を触った手は、焼け焦げていた。
そして、私はやっと、優が死んだんだと気づいた。
だけど、涙は流れない。
悲しくもない。
ただ、ああ、死んだんだ。としか思わない。
でも、玲ちゃんと恵は泣いていた。
私はどうして涙が出ないんだろ…。
そのときだった。
また、悠祐の時みたいに優の死体が消えた。
そこには何もなかったかのように綺麗になっていた。

