「あれ?香織、どうしたの?さっきとテンション、全然違うけど?」

「ねえ、恵ぃー。聞いてよー、あと二人の男子が、優と、悠祐なんだよぉー!?」

「あはは…、そりゃ仕方ないよ。自分で言ったことなんだから。」

「だからってさー、あれはないよー。」

「ちっ。」


え?今、恵が舌打ちした…?


すると、悠祐が教室から出ていくのが見えた。


あ…。



なんか、ごめんなさい…?


て言うか、やっぱ怖っ!


ああ、やだあ!


そして、またチャイムが鳴った。


そのあとの授業は、全部寝た。


何度か叩き起こされたけど…。


そして、放課後、肝試しにいくみんなを呼んで、ルール説明をした。


「まず、くじで男女ペアを作って、そのペアと一緒に入る。」

「え?結局、私も必ず行かないといけないじゃん。」
文句を言う恵を無視して続けた。

「10分計るので、できるだけ遠くに行けたら、どっかの商品券をあげるよ。」
「どっかってどこ?!」


蒼も無視。


「そして、途中リタイアした人は、罰ゲームすることになるよ?でも、罰ゲームの内容は言わない!」
「こ、怖いなぁ…。」


ああ、玲ちゃん、可愛い!



…じゃなくて。


「肝試しは、明日の午後8時15分からスタートします!現地集合で、8時には来てね!以上!」

「ねえ、私もやるの?!」
「どっかの商品券ってどこ?!」

「じゃーねー!また明日!」


私は二人を置き去りにして帰った。


明日は土曜日だ!


12時まで寝れる!!


私はそんなことを考えながら、家に帰った。