私は、あの像にまたチャレンジした。
右、左、右、右、左。
すると、頭が落ちた。
「うわあ!何してるんだ?」
「日記に、回す向きが書かれていたの。」
私は、像の中を見た。
そこには、使い道のわからない、積み木のようなものがあった。
理科室で見たやつと、色違いのものだ。
悩んで、期待して取ったのに、出てきたのがこれなんて…
私は正直、ガッカリした。
「何これ…?」
恵も中を覗き込んでいた。
「私も何なのかわからないの…。理科室でも同じような物を見たんだけど…。」
「今は取らなくてもいいんじゃない?あとで、もしも必要になったときに取りに戻ればいいわ。」
「うん。そうする。」
私は、今はとりあえず、そのままにしておくことにした。

