呪ワレタ廃校


私達はみんなの場所に戻った。

「蒼、香織!悠祐が!」

恵が怯えた顔で見つめてきた。

「どうしたんだ?」

「いったい、トイレで何をしていたんだ!悠祐がさらに衰弱してんだよ!」

優が怒ったように言った。


優らしくない。

「俺らは、ただ呪いを消したんだ!あの女を消したんだよ!」

「ああ?!じゃあ、なんで悠祐は死にそうになってんだよ!?ホントはお前が呪ってたんじゃねーのか?」

「はあ?!」

「知ってんだよ!お前が悠祐にきえてほしいって願ってたのを!」

「「え…?」」

私は驚愕を隠せなかった。

蒼が…?

優しい蒼が…?

なんで…?


「違う!あれは…。」

蒼は言い訳も言えなかった。

つまり、本当ってことだ。

なんでよ…。

じゃあ、なんで誘ったのよ…。

「お前、ここで悠祐が霊に取り憑かれて死ぬことを望んで、悠祐を誘ったんだろ?!」

「なっ…!」

蒼が優の胸ぐらを掴んだ。


「もう、やめて!二人とも…!」

そのとき、玲ちゃんが叫んだ。

「けんかしないで!こんな時に協力しないでどうするの…?」

怒ったことのない玲ちゃんが、怒ったのだ。