そして、しばらく擦り続け、やっと文字が消えた。 そのとき。 「ぎゃあああ!」 鏡の中で、女が苦しんでいた。 いつのまにか、悠祐の声は聞こえなくなっていた。 「お前ら…、の…ろって…や…」 そう言うと、女は消えた。 チリン… 足下を見ると、そこには、鈴のストラップが落ちていた。 これか…。 私はそれを拾い、鏡があった場所の近くにかけておいた。