しばらく泣くと、何だかスッキリした。 「みんな、ありがとう!もう大丈夫だよ!さあ、早く脱出する手掛かりを見つけよ!」 私は元気よく言った。 もう、迷いなんてない。 みんなを導くんだ。 助けるんだ。私が責任を持って。 絶対に誰も死なせたりしない! 私はそのときはそう誓った。 あとからその誓いは叶わないとは知らずに…。