翌日、私は起きた。


だけど、学校の中は夜のように暗い。


日の光りは一切入ってこない。


ケータイで時間を確認した。


時間は、午前9時。


今日は日曜日で学校が休みだからいいけど、もしもこのまま1週間以上も出られなかったら…?


そして、そのまま死んでしまったら…?


私達はどうなってしまうんだろう…。



ああ。


私があんなことを言わなければ…。


そうすればこんなことになるはずもなかった。


恵が言ってたのは本当だった。


私はまた、迷惑をかけてしまった。




「ん…。あれ?香織、起きてたんだ。」

「恵…。ごめんねぇ!私が、みんなを巻き込んじゃった!」

「大丈夫だよ。だって、生きて出られれば何でもないもん!」

「うん…。」

「だから、元気を出して!香織は頭いいんだから、その頭をフル回転させて、謎解いちゃってよ!」

「うん!」


何だか少し元気が出た。


昔から恵は私を励ましてくれた。


だから、私は今まで何でも頑張ってこれたんだ!


私はまだ蒼と優が寝ているけど、あの鍵のダイアルに挑戦した。


何もわかるはずがない。


でも、何もやらずにはいられなかった。


私はテキトーに3桁の数字を色んな組み合わせで試した。


だけど、何一つとて当たらない。