それから、駅を何回か乗り降りして遊園地についた。

『小さい頃以来だね!ここに来るの。』

「あぁ。そうだな。」

あのとき私迷子になったんだっけ。

でも、莉緒くんが私を見つけてくれたんだった。

「あんとき、迷子になったな。」

その言葉を聞いて一瞬ビックリした。

『あ、うん!そうだね。』

嬉しかった。そのことを覚えていてくれるだけで。

『でも、莉緒くんが探してくれてとっても嬉しかった。』

「__そうか。」

チラッと莉緒くんを見ると笑っていた。