向こう側に。





殆ど毎日、真城さんがお店に出ていてお店の様子に合わせてBGMを決めるらしい。


主にオルゴールの曲なんだって。






たくさん教わりながら、一から接客や挨拶を学ぶ。








「大体はゆるっとしたアットホームな喫茶店だけど、挨拶はしっかりしてね。



波純さんは言葉とか丁寧だから、接客に向いてるね。」



注文の取り方など、接客を一通り習ってからはレジの練習。



教わった通りにレジが出来無くて、何度もメモを見直したり復習をしながら覚えていく。






接客も真城さんの励ましを受けながら、何とか動作についていってる感じで。



最初から上手く出来る訳もなくて、精一杯真似するしか出来なかった。





「しばらくは、お会計任せられる様に私について練習ですね。

最初は戸惑うのよね、ここにマニュアルもあるから困ったら確認に使って。」





わかりにくいから、聞いたほうが早いかもしれない。


と、クスッと笑いながら藍岡さんが教えてくれた。





キッチンに洗い物をしに行くと言った真城さんに変わって、藍岡さんが私のレジの指導についてくれている。




「機械とか苦手ですか?

覚えたら簡単だから、少し時間は掛かるけど感覚で覚えた方がいいですよ。



私は苦手なので、流れ作業で目で追ってます」



アドバイスをもらって、お礼を言えば頑張ってくださいと応援された。