あたしのお腹には、あたしと永真の子どもがいる。 誕生日に頼んだ、最後のプレゼント。 それが“子ども”だった。 永真は驚いていたけど、あたしの願いを、受け入れてくれた。 そして嬉しいことに、双子だった。 男の子と女の子。 「名前決めた?」 「あたしは考え中。永真は?」 「俺も。」