クリスマスから数日後。 今日は1月1日。お正月だ。 「紗梨ごめん、待った?」 さっきまで一緒に年越しをしていて、これから永真と初詣に行く予定。 「ううん、大丈夫。」 「じゃないくせに。 紗梨の手、冷たくなってるけど?」 そう言った永真は、あたしの手をぎゅっと握ってくれる。