薫｢そう言えば千景…嫌がらせはまだ続いてるの？｣

ﾄﾞｷｯ

千｢あーっと……ぅん｣

私は蓮の幼馴染みって事で嫌がらせを受けていた。勿論蓮は知らないけど……。

｢日野さん｣

あ、またかな…

千｢何…？｣

｢ちょっと来てくれる？｣

千｢…うん。｣

薫｢千景っ｣

千｢じゃ、ちょっと行ってくるね。｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗ……

トイレって……もぅ嫌な予感しかしないよ…

｢アンタ蓮様に近づきすぎよ！｣

｢幼馴染みだからって調子のってんじゃねぇよ！｣

のってないよ……

｢黙ってんじゃねぇよ！｣

ﾊﾞｼｨｰﾝ！！

千｢つっっ…｣

｢ブス！｣

｢バーカ！｣

｢死ね！｣

もぅ…嫌…

ﾊﾞｼｬｰﾝ

｢アハハハ！！良い気味！｣

｢ちょっとは綺麗になったんじゃない？｣

アハハハ！！と笑いながらトイレを立ち去った人達……蓮のファンだよね…。

千｢くしゅん…｣

冷たい……苦しい…

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

薫｢千景っ！！｣