「そのことなんだけどね?実は...」
と、その時。
玄関のドアが開いて一人の男の子が入ってきた。
「ただいまー。ん?つばさ、誰こいつ」
「あ、まさとくんお帰り。ちょっといろいろあってね」
「ふーん?ま、立ち話もなんだし、とりあえずリビング行けば?」
「あっそうだね!」
つばさと呼ばれていた男の子は私の方をみた。
「じゃあリビングに行こっか!」
「う、うん」
本当にいいのかな?なんて思いながらも私は靴を脱いで上がらせてもらった。
「ここがリビングだよ」
「おじゃましまーす...」
リビングに通された私は、とりあえず近くの椅子に座った。
「少し待ってて、今他のやつも呼んでくるから」
「あ、うん。わかった」
私は言われた通り椅子に座って待つことにした。

