「…いいんじゃない」
なぜか顔が赤く見える春樹がそっけなく答えた。
「僕も賛成ー!」
翼くんは右手を挙げて嬉しそうにしている。
「なんでもいーよ。俺はただ勝ちたいだけだし」
誠人は勝負にこだわっているだけみたい。
「じゃあ決定!」
私はようやくここでハッとした。
「ちょっと待って!私はまだいいなんて言ってない!」
「えっ!菜結ちゃん、ダメなの?」
翼くんが悲しそうな目で私を見つめる。
うっ…なにこのかわいさ!
「う~わかったよ!でも、誰も1位じゃなかったら全員おごってよね!」
私の条件に全員が了承してこの戦いは幕を開けた。

