その後茉友と分かれた私は、スーパーに向かった。




目的は、今日の夕飯の食材を買うこと。




っていっても、家の冷蔵庫は大きいから買い置きもたくさんあるんだけどね!




スーパーについた私は、安売りされている物をチェックしながらまわった。




そしてお菓子売り場を通りかかった時、私は見覚えのある人を見つけた。




「…うーん、こっちの方が安いけど…」




(あれって、隼也だよね?)




隼也は二つのお菓子を手に持ち、どちらを買うか悩んでいるようだった。




「よし!こっちにしよ!……あれ?菜結ちゃんじゃん!」



「隼也、お菓子好きなの?」



「そうだよ♪俺常にお菓子ないと生きていけないから!」



なんか…かわいい。



「菜結ちゃんは何買うの?」



「私は夕飯用に安いものを買おうかと思って」



「そっか!今週の当番だもんね!じゃあ俺、荷物持ちするから一緒に帰ろ?」



まぁ、同じ家に帰るんだし、断る理由ないよね…。



「わかった。じゃあ会計終わったら外で待ってて。すぐ行くから」




「はーい!」




私は急いで残りのコーナーを見て会計を済まし外に出た。




「隼也お待たせ」




「ははっなんかデートの待ち合わせみたい♪」



なっ!



「ち、違うもん!」




「わかってるって。顔赤くなってるよ?かわいいなー」



うぅー、からかわれてる…。



「荷物お願いします!」