「じゃあ次!B組にも1人いるの!」
私は茉友ちゃんと一緒にB組に行った。
「あれぇー教室にいないみたい。どっか行ってるのかな…」
「そっか。じゃあまた今度にしよっか」
首をのばして探している茉友ちゃんに声をかける。
茉友ちゃんは私の方を振り向いた。
「そうだね…あ!いた!」
と言って私の後ろを指さす茉友ちゃん。
振り返ると、そこにいたのは…
「菜結ちゃんだ!どうかしたの?」
つ、翼くん!?
「あ、えっと、ちょっと友達と学校をまわってて」
私はとっさに嘘をついた。
「そっか!まだ全然学校に通ってないんだもんね」
「じゃ、またね!」と言って翼くんは教室に入って行った。
ふぅ。怪しまれなくてよかった。
と、一息ついていると。
「ちょっとちょっと!城田くんとも知り合いなわけ!?」
茉友ちゃんがすごい反応を示していた。
「あ、うん…」
「すごいじゃん!あの2人と知り合いだなんて!城田くんも、かわいい!って言ってるファンが多いんだよー」
そうなのか…。確かにかわいいっていうのは分かる!
あの雰囲気に癒されるんだよね。
「じゃあ次は、D組だね!」
あれ、うちの組にはいないんだ。
まぁいいけどね!
D組に着くと、茉友ちゃんはすぐに1人の男の子を指さした。
「ほら!あの人だよ!女の子に囲まれてる人!」
それってまさか…
と思いつつ女子の中心にいる人物を見ると…
「隼也くんかぁ」
やっぱり。そんな気はしていた。
隼也くんってほんとに女の子好きなんだな。
なんだかちょっと複雑な気持ちだった。
ほんとは優しくていい人なのになぁ。

