私はさっき囁かれた言葉を思い返した。
『菜結ちゃんならだいじょーぶっ!俺達とだって仲良くなれたんだから』
不思議だ。
さっきまでのが嘘みたいに、体が軽い。
隼也くんってすごいなぁ。
実はすごくしっかりしてるんだ!見直した!
隼也くんへの感謝を胸に、私は教室へ向かった。
教室に着いた私は、そのまま教室の中へと足を踏み入れた。
私は静かに自分の席に座った。
と、同時に、4~5人の女子が集まってきた。
「菜結ちゃんでしょ!今日から来れるんだね!よかったぁ」
「みんな心配してたんだよ!1ヶ月も休んでて大丈夫なのかな?って」
「授業のこととかはなんでも聞いてね!」
私は驚いていた。
みんな、なんて優しいんだろう!
この様子なら、なんとかやっていけそう!
「みんなありがとう!改めて、立川菜結です。よろしく!」
私が自己紹介をすると、みんなも名前を教えてくれた。
他にもいろんな話をしているうちに、他の子達とも話すことができて、私はあっという間にクラスに馴染むことができた。