変装道具はっと…。ん?これって…

地味子!?

三つ編みのウィッグに瓶底メガネって…

いつの時代よ!!

まぁ、私の地毛が銀だからウィッグは仕方

ないと思うけど、メガネは普通のでよく

ない?

でも着るしかないか。

「着たよー」

母「……。どちら様?」

優「………。」

「優弦!無言はやめて!
私!柚月だよ!?」

優「えっ!柚ねぇ!?
全然わかんなかった…。」

母「さすが我が娘ね。」

「母さん、それ褒めてるの?
でも、ブスが地味な格好したって変わら
なくない?」

優「柚ねぇはブスじゃないよ!」

「ありがと優弦。
お世辞でもうれしいよ!」

優「…(お世辞じゃないのになぁ…)」

母「でも、これならバレないわね。
あ、柚月、青龍学園の理事長は柚月も
良く知ってる人だから分からないこと
があったらそこに行きなさい。」

「はぁーい」

優「柚ねぇ行こー!」

「うん!あ、ちょっと待って。
母さん、私の名前どうしたらいい?」

母「そうねぇ。
名字は優弦と一緒の’’四条’’でいいわよ
ね。名前は〜…’’柚’’でいいんじゃな
い?」

「わかった!四条柚ね!
じゃ、いってきまーす!」

母「いってらっしゃい」