「可愛いな、一瀬」


そう言って、僕の髪を撫でた。


顔に熱が集まるのがわかった。


「俺もちょこちょこ様子見に来るから。頑張れよ!」


先生は文化委員に頼んだぞと言って、教室を出ていった。


僕が告白して以来から、先生との関係はまた最初の頃に戻ったようだった。


気まずくなるんじゃないかなと思ってたけど…良かった。