――翌日、母親に叩き起こされた。


「これ。歩のじゃないの?」


そう言って、目の前に差し出されたモノ。


物凄く驚いたんだ…。


口が開いていたかもしれない。


だってそれは…。


「郵便受けに入ってたのよ」


僕がめちゃくちゃ欲しかった。


だけど、取れなくて諦めたモノ…。


黒のジャージを着た……


プーさんのぬいぐるみ…。