「先生はっ…僕の相談相手になってくれてるだけ…。」


先生は僕のことを好きなんじゃない。


僕を…生徒を助けてるだけ。


「ゆみ…先生に触られたことないもん!」


「それは…秋野が女だからだよ。」


もう嫌だ……。


考えたくない。


「先生が…女を好きだからこそ、意識して触れないんだよ。あたり前じゃん」


痛い……痛い。


「だから…先生は…僕のことを意識してないから…平気で髪くしゃってするし…」

胸が痛い。


息苦しい……。


言いたくない。


「頬もっ…つねれるんだよ…」


嫌だ……嫌。


「僕は……女じゃないから」