「先生ごちそうさま!すごくおいしかった!」

ご飯粒一つも残さず食べている。


関心関心。


「お皿洗うよ先生!」


「あ、ああ!ありがとな!」


気がきくなぁ……。


またひとつ一瀬のいい所を発見できた。


「一瀬。着替えとかは、俺のを使っていいからな。」


使いたくないかもしれないけど……。


一瀬の返事は、予想外の言葉だった。


「先生……僕もう帰るね。」