「さ、行こうか」
優しそうな男の人は、私の近くに来ると肩に手を置き急ぎ足で進もうとした。
「おい何してんだよ。ソイツは、オレの女なんだよ、きやすく触んじゃね」
後ろから、そう聞こえてくると手を引っ張られダレかの胸に当たると顔を上げた。
来栖君?
「おい、おい、何言ってるんだよ、その子ビックリしてんだろ」
「待てよコイツ・・・5中の夜叉って恐れられてた奴じゃね?」
「まさか?」
「アイツのおでこ見てみろよ、傷あんだろ?ヤバいって」
「うるせえって、そんなもの怖くて目の前のエサ逃してたまるか!」
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