「玲央の誕生日に映画館行ったんだって~何観たの?」 「えっと...」 恥ずかしんだけど、全然覚えてないのです。 だって2人で映画館に行って一緒に座って... そこまでは覚えてるんだけど映画が始まってから心臓がドキドキして映画どころじゃなかった。 だって美神君が、ずっと手を繋いでいたから。 「覚えてないほど何かしてたの?」 クスクス笑う清香ちゃんを横に4限目の教科書を取り出し椅子から立ち上がる。 「っもうイジメないで、ほら音楽室に行くよ」