ふわふわりと風船


 「本日のご利用は終了しました」

 事務的な声。

 色の戻る彼女の表情。

 止まっていた彼女の時間は、僕という鎖が外れて動き出す。

 カチカチ、コチコチ、カチコチと。

 僕を残して、彼女の時間だけが動き出す。