淋しさを思える夏の終わり。 もうバイトも終わり。 夏休みが終わるのだ。 どこか元気のない次生さん。 なんだかんだ次生さんのおかげで楽しかったバイト生活…、 否そうでもないことばかりだったが…。 「若いの、今年の夏は有り難う。 ハイ、給料」 次生さんが封筒をくれた。 あまりの薄さにびっくりする剛。 「これだけ?」 「儲けがなくて、そんだけなんだ。 ごめんね」 平謝りな次生さん。 「まぁいいです。 今年の夏はお世話になりました」 「またね」 そう言って次生さんとお別れした。