「ちょっと夏目!!」
野田さんが剛の腕を引っぱってみんなから離れて小声で話した。
「あんたあの子の気持ちを考えなさいよ」
「はぁ~?そうだね。
でも、バイトあるから」
適当な返事。
剛は野田さんとは小さい頃から知っていてよく話すほうだ。
そんな二人は端からみたら仲良しさんに見える。
うらやましそうに見つめる里沙ちゃん。
「まぁとりあえず、海行って遊んでこようぜ」
津浪くんが言う。
4人は海へと遊びに行った。
それを見送る剛。
本当ならバイトをしていなければあの中に入っていたのだろう。
うらやましそうにいつまでも友人達を見つめる剛を見つめる次生さん。



