Cry for the moon

「弱ってたら尚更、そんな姿見せねぇように隠そうとするからな。そうしてるうちは、まだ大丈夫なんだよ。リュウが自分から自分の話をするのは、多分本当にまいってる時だ。」

「アキって…リュウの事、なんでそんなにわかるんだ?」

「前にも言ったろ?オレらみたいなモンしかわからねぇ事もあるって。」

「それがよくわからないんだけどな…。」

トモキはコーヒーを飲もうとカップを持ち上げて、ふと思い出す。

「あっ、そうか。だから、あの時…。」

「なんだ?」