Cry for the moon

リュウトが枕元に座って顔を覗き込むと、ハルはうっすらとまぶたを開いてリュウトを見た。

「とーちゃ…。」

「ハルのプリン、買ってきたぞ。今日は特別に2つも買ってあるからな。」

「あ……とう…。」

(ああ…ありがとうって言ったんだな…。)

リュウトが頭を撫でてやると、ハルは布団から小さな手を出して、リュウトの手を握る。

「ん?なんだ?ここにいろってか?」

ハルがうなずくと、ルリカは苦笑いした。

「こんな時までリュウトがいいのかぁ…。リュウトさぁ、責任取ってハルが結婚できる歳になったら嫁にもらってやってよ。」