Cry for the moon

「トモってな、オレの…親友だ。」

「ふぅん…。オレに似てる?」

「なんとなくな。」

「だったら…ロクなヤツじゃない。」

ユウが眉間にシワを寄せて呟くので、リュウトは苦笑いをして、ユウの頭をポンポンと叩く。

「いいヤツだぞ?……ユウもな。」

リュウトの言葉に、ユウは少し照れ臭そうに目をそらした。

「…オレを誉めても何も出ないよ?」

「なんかくれとか言わねぇよ。」

なんの苦労も知らないような顔をしているが、ユウも実は、いろんなものを抱えているのかも知れないとリュウトは思った。