Cry for the moon

「だから…泣かないで…。ハンカチ、持ってないから。」

そう言ってトモキは、涙が溢れそうになるのを見られないようにアユミを抱き寄せ、胸に顔をうずめさせた。

「トモくん…ありがとう…。私も…トモくんが大好きだったよ…。」

「うん…。一緒にいてくれてありがとう…。つらい思いさせてごめん…。」

「私こそ…ごめんね…。」

「……好きだよ…アユ…。」

トモキはアユミの唇にそっとキスをして、愛しそうに髪を撫でた。