Cry for the moon

(どうかしてる…。オレがヤンキーだった事を知らない同級生なんて他にいないから、それが新鮮だっただけだ…。)

誰に言い訳する必要もないのに、自分の不可解な言動や思考を打ち消すように、リュウトはいくつもの言い訳を頭の中に並べる。

(なんか調子狂うな…。今日は酒でも飲んで寝よう…。)

買い物かごにプリンを2つ、ビールとつまみを適当に放り込み、レジで注文したタバコと一緒に会計を済ませコンビニの外に出ると、リュウトは店の片付けを後回しにしていた事を思い出した。

(やっべぇ…。姉貴にバレたら殺される!!)

何よりも恐ろしいルリカの鬼のような形相を思い浮かべたリュウトは、慌てて家路についたのだった。