Cry for the moon

「ねぇ、宮原くん…。」

「なんだ?」

「好きなのに一緒にいてつらくなるって…どうしてだろう?」

どこか思い詰めたような彼女の表情を、リュウトはじっと見つめる。

「好きだからじゃねぇのか?」

「好きだから?」

「好きじゃなかったら…一緒にいたいなんて思わねぇよ。でも、好きだけじゃ、どうにもならねぇ事もあるだろ。」

「うん…。そうだね。」