Cry for the moon

「さぁ、今度こそ行くぞ。酒でも飲むか?」

「少しなら?」

「知ってるよ。」

二人で居酒屋に足を運び案内された席に座る。

「前に一緒に来た時と同じ席。」

「そうだったか?」

(コイツも覚えてるんだな…。)

自分と一緒に過ごした時の事を覚えてくれているんだと思うとなんだか嬉しくて、リュウトは少し口元をゆるめた。