Cry for the moon

「……じゃあまたな。気を付けて帰れよ。」

リュウトは素っ気なくそう言うと、彼女に背を向けて、店のシャッターを下ろした。

「…うん、またね。」

彼女の声が、どことなく寂しげに聞こえて、リュウトは歩き出した彼女を呼び止めた。

「……なぁ。」

「…え?」

振り返った彼女に、リュウトはバツの悪そうな顔で呟いた。

「…やっぱ…飯でも…食いに行くか。」

「うん…。」