Cry for the moon

「いただきます!!」

トモキが嬉しそうに笑って、ハンバーグを口に運ぶ。

「どうかな…?」

「めちゃくちゃうまい!!」

「良かった。」

緊張の面持ちでトモキの顔をじっと見ていたアユミが、ホッとした様子で微笑んだ。

「アユちゃん、料理得意なんだ。」

「そんな事ないよ。節約のために自炊はしてるけど、料理し始めたのも大学に入って一人暮らし始めてからだし…。図書館で料理の本借りて来て、勉強したりしてる。」

「家庭的…。」