Cry for the moon

「彼女、できたのか?」

「うん…まあな…。」

「いつ?」

「つい最近。」

「そうかー。相手は?」

「同じバイト先の子。」

「どんな子?かわいいのか?」

「…うん。」

リュウトの質問攻めに遭いながら、トモキは視線を泳がせている。

「でも、リュウには紹介しねぇから。」

「なんでだよ?」