Cry for the moon

こんなところを彼女に見られて、リュウトは無性に恥ずかしくなる。

ハルを下に下ろすと、リュウトは彼女に向かって軽く右手をあげた。

「よぅ。」

「やっぱり、相思相愛。」

「マジで勘弁してくれよ、もう…。」

「結婚式には招待してね?」

「だから……。もういいや…。」

リュウトがため息をついて頭をかくと、ハルがリュウトの手を引っ張る。

「ねー、とーちゃん。この人だあれ?」