少しだけ睡魔に襲われ、目をこする。 再び開けた視界に映ったのは――… 『―――圭太…?』 月明かりに照らされた、真剣な顔つきの圭太。 『部活に入ったのは、先輩に一目惚れしたから。』 呟く。 『タイピング練習したのは、先輩に見てもらいたくて。』 呟く。 『俺、先輩が好きです。』 囁く。