悠斗があまりに真剣に読んでいるから漫画の中身が気になってきた。

私は漫画をすぐ読まず、ゆっくり読んでいくタイプなので悠斗が読んでいる漫画はまだ読んでいない。

そーっと悠斗の横から中身を見てみる。

「何?見たいの?」

そーっと見たつもりがバレバレだった!
ショック…。

「別にっ!私が買ったやつだから後から見るよ!!」

そしてちらっと悠斗の顔を見た。
このまま一緒にいられたら…なんて。
でも、悠斗には好きな人がいる。