「なんでさも当然のように私の部屋にいるの!」

「お前、スポーツ漫画は必ず新刊出る日に買うからな。」

「うっ…!バレてた…。」

そう。私の趣味の一つは漫画集め。揃っていく漫画を見てるととても満たされるのだ。

でも、スポーツ漫画の新刊を必ず買うのは悠斗が見るからというのはまだ言えない…。

「へ~この漫画の展開すげぇ。」

悠斗は楽しそうに目を輝かせながら漫画を読んでいる。

「ったくもう…。飲み物持ってくるね。」

そう言って私は部屋を離れる。

悠斗がどんな理由であれ私の家に来てくれるの
が嬉しくて、ついスポーツ漫画を買ってしまう。

本当は私は少女漫画が好きだ。

キラキラした恋。
甘くて歯がゆい距離感。
好きな人と結ばれる幸せ。

全部がとても羨ましくて、眩しい。