優しい先輩はとんでもない不良でした




なんで………


なんで目の前に柊舜也がいるの…?


グッとあたしの顎を上げて、薄汚い笑みを浮かべる。


「でも、まぁ…お前には興味ねぇんだわ」

「じゃあ、なんで…‼︎」

「どーせ瀧澤珀疾のお古だろ?アイツのカッコわりぃ顔を見たいだけ」

「ヤダ‼︎珀疾さんに迷惑掛けないで‼︎傷付けないでよっ‼︎」


あたしは、どうなっても良い。


でも、大切な人が傷付くのは見たくない……。



「おい。こん中でコイツと遊びたいヤツいねぇの?」


柊舜也に強く髪の毛を引っ張られた。


痛いっ‼︎


「へぇ〜……けっこー可愛い女じゃん。俺が1番」

「はぁ⁉︎ずりぃな。俺、2番かよ」

「舜也さん言ってた通り、瀧澤珀疾のお古だぜー?」

「ちょっ、何すんの⁉︎触んないで‼︎」


男3、4人に囲まれた。


触って良いのは珀疾さんだけ……。


すごく気持ち悪い…‼︎


「つーか、お前もバカだよなぁ。後着けられてんの気付けよ」

「…っ‼︎柊舜也……アンタがあんな事してたの⁉︎」


益々最悪……。