優しい先輩はとんでもない不良でした




イライラしてるせいか、かなりの時間寝たっぽい……。


和泉に叩き起こされた。


「おい、珀疾‼︎杏菜来てるぞ」

「杏菜…?まさか昼休み?」

「昼休み。お前、どんだけ寝てんだよ…」


寝過ぎて頭痛い……。


グラグラする頭で起き上がり、今日も可愛い杏菜を抱きしめた。


良い匂いする……。


「珀疾さん、おはよ〜」

「…はよ…。杏菜〜……」

「ええっ‼︎ちょっ、い、和泉さん⁉︎珀疾さんが甘いっ‼︎」

「あー、珀疾な。寝起きは甘えたがり」

「か、可愛い…‼︎」


頭をポンポンと撫でられる。


杏菜に撫でられんの嫌いじゃない……。


膝に座らせると、ふわっと笑って首を傾げた。


「可愛いなー…お前」

「や、やめて珀疾さん…。ドキドキしてヤバイです…」

「もっとドキドキしちゃえ」


キスしようとすると、そっと指で押し返された。


和泉いるからか……。


「バカップル見てらんねぇから、俺ナンパして来る」

「あっ、ごめんなさい‼︎和泉さん‼︎」

「いーの、いーの。珀疾に食われない様にな〜」


食わねぇよ。


杏菜の顔真っ赤じゃねぇか。