優しい先輩はとんでもない不良でした




そんなあたしの気も知ってか知らずか。


珀疾さんは変わらない態度。


すっごいドキドキしたんだから‼︎



だけど、珀疾さんの膝に座ったり抱きしめられたり………


ずっとくっついてた。


好きだな〜って再確認。



「…あ…」

「なしたの?」

「珀疾さん、あたし帰らなきゃ‼︎門限がありまして…」

「マジ⁉︎送ってくわ。行くぞ」

「す、すいません‼︎ありがとうございます…」


門限は6時。


心配性な父親が考えた女子高生には厳し過ぎる時間。



結局、珀疾さんの誕生日なのに駅まで送ってもらっちゃった。


「家まで送ってくか?」

「大丈夫です‼︎一人で帰れます」

「気を付けて帰れよ。あ、変なヤツに着いてくのもダメな」

「子供じゃないですっ‼︎」


端正な顔が無邪気に笑う。


バカにしてるんだか、心配してるんだか……。



その瞬間、唇にそっと珀疾さんの唇が触れた。


「今日はありがとな。嬉しかった」

「…喜んでもらえて…良かったです‼︎」



ねぇ、珀疾さん。


あたしは特別な1日を一緒に過ごせてとても幸せです‼︎