優しい先輩はとんでもない不良でした




やっぱりお坊ちゃんだ……。


すごく広い庭がある大きな一軒家に着いた。


玄関も大理石でピカピカ…‼︎


「お邪魔します‼︎珀疾さん、お金持ちだったんだ…」

「金持ちかどうか知らんけど、和泉の方が家デカイよ」


和泉さんも⁉︎


類は友を呼ぶってやつですか…。



珀疾さんが言ってた通り、本当にお家の人はいないみたい。


2人っきりか………。


「テキトーにどっか座ってろ」

「わぁ〜……リビング広過ぎ…」

「別に普通だろ?つーか、杏菜って何飲むの?」

「普段は水かお茶」


黒革のキレイなソファーに座るのは少し躊躇。


ピカピカのフローリングにペタンと座った。


「ソファー座れば良いのに」

「高そうで躊躇しちゃう…」

「イタリアかどっかで買って来たらしいな。父ちゃんが」

「イタリア⁉︎」


あたしの判断正解じゃん‼︎


きっと、このテーブルに置かれたリンゴジュースも高いんだろうな……。


ちょっと緊張しちゃう……。