優しい先輩はとんでもない不良でした




そんな毎日を繰り返してて、杏菜不足も頂点に達した時。


放課後の帰り道のこと。


繋いでる手をパッと杏菜が離した。


「……杏菜?どうした?」

「あたし…あたしの勘違いだったら、ごめんなさい…」

「ん?」

「珀疾さんに避けられてる気がして…。何か嫌な事しちゃいましたか…?」


顔を見ると、目には溢れる程の涙。



逆に傷付けた……。


これは、かなりヒドイ事したかも…。


「杏菜は俺に嫌な事なんもしてねーよ」

「じゃあなんで…」

「強いて言うなら……お前が可愛過ぎるのが原因?」

「ふざけないで下さいよ〜…。真面目に悩んでるのに」

「マジだって。杏菜といたら、我慢の限界くる…」


側に感じたくてぎゅっと抱きしめた。


杏菜はいつも、あったかい。


「傷付けて…ごめんな」

「ううん。でも、避けちゃ嫌」



きっと、これが杏菜の本音だよな。


いつも通りに、すんのが一番‼︎


触ってない分、明日からキスしまくって杏菜を充電しねぇと。