優しい先輩はとんでもない不良でした




向かい合った瞬間、額にされたキス。


珀疾さんにもっともっと触れてほしい。


自分勝手にひどいよね、あたし……。


「珀疾さん…。ごめんなさい」

「何が?」

「あたし…学祭前に、ひどい事言って…。勝手にいじけたり……」

「ほんとだよ。電話ぐらい出ろチービ」


パチンッとデコピンくらったぁ〜…。


これが地味に痛い。


「心配させんなよ。なんかあったかと思うじゃん」

「心配…?あたしのことが?」

「好きなヤツなんだから当たり前だろ」



頬を大きな手で優しく包まれた。


少し冷たい手が心地良いの……。


久しぶりにしたキスは、一回なんかじゃ足りないや……。


「もっとする⁉︎」

「し、しません‼︎」

「物足りなさそうな顔してっから」

「してないもん‼︎」

「チョコ買ってやるから、拗ねんな」



あたし珀疾さんから離れられないかも。


自分の本音が知れちゃった。


それくらい、たまらなく好きなんです。